2007年08月07日

第7回(1994年10月号)

 いやあ暑い!この号が出るころは、少しは涼しくなっているんだろうけど、この原稿を書いている今はとんでもなく暑いよ。しかも、頼みのエアコンも故障してしまって、もう最悪。バテバテです。みなさんは夏バテしてませんか?

 さて、今月のお題は、「スラー&レガート」です。ものの本によると、「スラー」とは「音符の上に書いてある弧線のこと」で、「レガート」とは、「音と音の間を、なめらかに途切れないようにつないで演奏すること」とあります。でもまあ、カタイことはいわずに、今月からは音を料理するシリーズということで、なるべく楽譜を多く掲載して、実践的にいきたいと思っています。

 トロンボーンの演奏テクニックの中で、レガートほど大事で、しかも軽んじられているものはないと思います(テクニックとは、速いテンポでパラパラ吹けることだけではないんですよ)。楽器の構造上、他の金管楽器に比べてレガートをかけることがめんどうなので、どうしても避けて通っているのではないでしょうか。しかし、上手にかけられたトロンボーンのレガートは、最も美しいとされる声楽や弦楽器のレガートに匹敵するほどに、音楽的で美しいものです。みなさんもこの機会に、きれいなレガートをマスターして、仲間に大きく差をつけてみませんか?

 というわけで、今月みなさんに取り組んでもらいたいことを、次のようなステップに分けてみました。(画像はクリックで拡大します)


(i)レガート・タイプ@を、できるだけなめらかにできるように練習する。
10-legato1.jpg



(ii)レガート・タイプAのための予備練習→→レガート・タイプAの練習
10-legato2.jpg



(iii)レガート・タイプBのための予備練習→→レガート・タイプBの練習
10-legato3.jpg



(iV)レガート・タイプABが、レガート・タイプ@にできる限り近い感じでできるようにコンビネーションでの仕上げ練習
10-legato-combi.jpg


 以上です。それぞれのステッブは、完壁にできるようになってから次に進むというわけではなくて、(i)から(iv)を毎日練習するというのがいいと思いますヨ。

 注意するのは、スライドをなるべく速く動かすということ、そしてスライドを動かすときに楽器がブレないように、ということです。それと、楽譜の上下に書いてあるローマ数字は、スライドのポジションなので、ぜひ守ってください。

 それから、レガート・タイプの@、A、Bについて補足しておきましょう。@は、7月号で取り上げた、リップ・スラーです。Aでは、レガート・タンギングをマスターします。ふつうのタンギングは〔Tu〕または〔Du〕と発音しますが、レガート・タンギンクは、〔Lu〕もしくは〔Nu〕というふうに。〔Tu-Tu-Tu〕とはならないように。〔Tu-Lu-Lu〕または〔Tu-Nu-Nu〕といきましょう。Bの予備練習はゆっくりと十分に行ってください。

 今月のレッスンはいかがでしたか?来月は、さまざまなアーティキュレーションについてのレッスンです。それまでにぜひ、レガートをマスターしておいてくださいね。今月号のレガート上達のための極意は、「気分はゆったりと、スライドは素早く」です。ではまた来月号でお会いしましょう。さようなら。

posted by こが@管理人 at 01:00| Comment(0) | ◆WEB復刻版ワンポイントレッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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